ロシアの野党勢力の指導者、ナワリヌイ氏の毒殺未遂疑惑を受けて、G7=主要7か国の外相は「最も強い言葉で非難する」との共同声明を発表し、ロシア政府に対し真相の究明を強く求めました。 ロシアでプーチン政権を批判してきた野党勢力の指導者、ナワリヌイ氏は8月、ロシア国内を移動中に突然、体調の異変を訴えてドイツの病院に搬送され、ドイツのメルケル首相は9月2日、旧ソビエトで開発された神経剤「ノビチョク」と同じ種類の物質が使われたとする調査結果を発表しています。 これを受けて、G7各国の外相とEU=ヨーロッパ連合の上級代表は8日、共同声明を発表しました。 声明では「この攻撃はロシアの民主主義と政治的多様性に対する重大な打撃だ」と指摘したうえで、「最も強い言葉で非難する」としています。 そして、「化学兵器の使用はいかなる状況のもとでも容認できず、国際規範に反している」と強調したうえで、「ロシアに対し、この