国土交通省新千歳空港事務所は9日、新千歳空港(北海道千歳市)で8日夜、羽田から到着した日本航空531便(ボーイング777―200型機、乗員乗客363人)が、吹雪のため誘導路で動けなくなるトラブルがあったと発表した。 乗客が約2時間、機内に閉じこめられたが、けが人はなかった。 同事務所や日航によると、同機は8日午後10時30分頃に到着後、吹雪で前が見えなくなり、誘導路端の吹きだまりで動けなくなった。その後、牽引(けんいん)車が誘導路中央付近に引き戻し、同機は自力で駐機場に移動した。 この影響で新千歳空港の滑走路2本のうち1本が2時間近く閉鎖され、到着便3便が欠航。到着が9日未明にずれ込む便も出て、約900人が空港で一夜を明かした。