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  • 【大高宏雄の興行戦線異状なし Vol.105】「ヱヴァンゲリヲン~」宇宙、果てしない感じ - 文化通信.com

    「実写作品なら、最終興収で70億円、80億円が狙えるスタートだよ」。ある映画会社の幹部が、そうつぶやいた。「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q」である。それほど、空前の大ヒットとなった。 映画興行の枠を超え、もはや映画界の“事件”とも言っていいかもしれない。いや、映画界さえはみ出している。その爆発力が、昨今の映画興行の枠を軽々と超えたからだ。熱を帯びた観客の精神と行動の形態は、“一現象”というより、壮大な“ある宇宙”を作り上げていると言ったほうがいいか。 まず、データである。これを押さえないと、宇宙の意味が見えることはない。11月17、18日の2日間で、全国動員77万1764人・興収11億3100万4600円。スクリーン数は224だった。これが、どのくらいすごいものなのか。 今年の作品では、トップのスタートである。これまでは、「BRAVE HEARTS 海猿」の3日間成績(7月13~15日、1

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