「まさか戦場カメラマンが主人公のロードムービーとは思わなかった」 ――連載2回目になる押井さんの「裏切り映画の愉しみ方」。今回のお題は『シビル・ウォー アメリカ最後の日』です。監督は『エクス・マキナ』(14)など、SF作品が多い英国出身のアレックス・ガーランド。いまのアメリカでシビル・ウォー、つまり南北戦争のような内戦が起きたらどうなるかという“if”の話を戦場カメラマン視点で描いています。日本公開当時、アメリカ大統領選が目前とタイムリーな作品だったせいもあり、日本でもスマッシュヒットになっています。 「なぜ『裏切り映画』にしたかはすぐにわかるでしょ?ずっと観たかった映画の1本ではあったんだけど、まさか戦場カメラマンが主人公のロードムービーとはと驚いてしまった。予告編から予測できないことはなかったとはいえ、やっぱり『裏切られた!』って感じだよね」 ――ということは、タイトルから戦争映画だと

