ブックマーク / kihiminhamame.hatenablog.com (7)

  • ぶんぶく茶釜⑥[完] ~江戸時代の絵本~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では、国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜加工して使用しています。 ぶんぶくちやがま - 国立国会図書館デジタルコレクション 【原文】 形を見つけられ、終に生け取りとなつて、「是を土産《みやげ》に参上せん」と、貉《むじな》を先に帆つ立て、東山殿の屋敷へ帰りける。 東山殿、「彼所《あそこ》、我が前へ貉を連れける褒美《ほうび》や」と御褒美《ごほうび》を下され、件《くだん》の貉ハ、御家中の疝気《せんき》持ち共に下されける。 有り難し共、中/\何に喩《たと》へんしる[知る?]も無し。 ふくさい「苦労のたん[嘆?談?]かな、冷や飯までべた」 ぶんぶく「あゝ、此の狸め故《ゆへ》に苦労した」 「褒美を取らせい」 「今より前の如く勤めい」 「坊主が散らし髪で働きました」 「即《すなわ》ち生け捕りました」 井筒屋板 【現代語訳】 [文] しかし、さすがにこれは神も許しがたく、ムジナ(タヌ

    ぶんぶく茶釜⑥[完] ~江戸時代の絵本~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 新年のご挨拶ヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    あけましておめでとうございますヾ(๑╹◡╹)ノ" 年もよろしくお願い申し上げますヾ(๑╹◡╹)ノ" 寅年だから、寅さんのコスプレをしたよヾ(๑╹◡╹)ノ" 方言修行金草鞋(ムダシユギヨウカネノワラジ) (2編) (江戸戯作文庫) 作者:十返舎 一九 河出書房新社 Amazon 方言修行金草鞋(ムダシユギヨウカネノワラジ) (初編) (江戸戯作文庫) 作者:十返舎 一九 河出書房新社 Amazon ◆インフォメーション 西鶴と浮世草子研究〈第2号〉特集・怪異―闇の叫びを追究する 笠間書院 Amazon ※北見花芽の中の人も少しだけ付録CDで担当しています。 ※付録CDに『武太夫物語絵巻』(『稲生物怪録』)が収録されています。 くずし字解読辞典 普及版 東京堂出版 Amazon 北見花芽愛用のくずし字辞典です。 ◆北見花芽のほしい物リストです♪ いただいた商品のレビューはこちら♪ ◆北見花芽

    新年のご挨拶ヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    BlauGrana10
    BlauGrana10 2022/01/01
    あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
  • 『金玉ねじぶくさ』←「キン〇マ」って読んだ人、手を上げて~っ!ヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『曽呂里物語』巻四の四「万の物年を経ては必ず化くる事」には、三足の蛙がでてきましたが、この話ではザコキャラであっさりとやっつけられてしまいました。 kihiminhamame.hatenablog.comkihiminhamame.hatenablog.com なんだか、これでは三足の蛙がかわいそうなので、三足の蛙が活躍する話を取り上げたいと思います。 今回紹介するのは、『金玉ねじぶくさ』七の二「蛙も蛇を取る事」です。 え?キン〇マ??? キン〇マ袋がねじれたの??? ヾ(๑╹◡╹)ノ" んもう、こういう人がいるから困るのよねえ。何でこういうタイトルなのか序文に書いてあるから、文を読む前にまず序文を見て行きましょう。 霞亭文庫書誌詳細 ※この記事では霞亭文庫の画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 「金玉《きんぎょく》捻《ね》ぢ袱紗《ぶくさ》序」 儒佛《じゆぶつ》教へ異なれ共

    『金玉ねじぶくさ』←「キン〇マ」って読んだ人、手を上げて~っ!ヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 愛宕山 ~『金草鞋』初編より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 金草鞋. 1編 - 国立国会図書館デジタルコレクション 【翻刻】 中之巻 愛宕山《あたごさん》 神明より増上寺へ参詣し、それより愛宕へ参りける。 山上より品川沖を一目に見渡し、風景言葉に尽し難し。 千久羅坊、此の男坂を登るとて 狂 天狗旗《てんぐばた》 程に愛宕《あたご》の 坂さあへ よんこやくとう 上がるだんべい 狂 金/玉のう 吊るくしながら 坂さあで ぶらりへこしハ だらかしにけり 案内 「馬喰町のアタゴ屋[旅籠屋《はたごや》]から、アタゴた[「あちゃこちゃ」または「あちこち」]出掛けて愛宕へ来たら、腹が減つた、アタゴ[穴子《あなご》]の蒲焼きで茶漬りたい物だ」 「女がこの坂を上がつたら、さぞ濡れて良かろう」 【現代語訳】 中之巻 愛宕山《あたごさん》 芝の神明宮から増上寺に参詣し、それから愛宕山に

    愛宕山 ~『金草鞋』初編より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 芝公園 芝東照宮 新橋 ~『金草鞋』初編より[番外編]~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    モチベーション低下でなかなか更新ができないので、とりあえず、前回の増上寺に隣接します、芝公園や芝東照宮の写真でも載せることにしますヾ(๑╹◡╹)ノ" 撮影日は同じく2012年3月です。 芝東照宮 芝東照宮は、元は増上寺内にあったのだが、明治の神仏分離令によって分けられた。 公孫樹 芝東照宮内にある、徳川家光お手植えのイチョウの木。天然記念物。 丸山貝塚 芝公園内の丸山に残る貝塚。丸山の上には丸山古墳がある。 銀世界の梅 芝公園内にある梅園。江戸時代に現在の東京ガスの敷地にあった「梅屋敷銀世界」が移設された。(私が行った時はメジロがたくさんいました) 災害用マンホールトイレ 芝公園内に設置されている。災害時にはすぐトイレとして使用できる。 そういえば、新橋もちらっと出てきたので、新橋駅前の写真もヾ(๑╹◡╹)ノ"kihiminhamame.hatenablog.com SL広場 物のSLが

    芝公園 芝東照宮 新橋 ~『金草鞋』初編より[番外編]~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 野暮の小僧 ~『正直咄大鑑』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    せっかく増上寺を取り上げたので、増上寺が出て来る話でも紹介しようかなと。 さすがに徳川家の菩提寺である増上寺の名を出すのははばかられるので、ここでは常笑寺と変えられていますがw 石川流宣《いしかわとものぶ》作『正直咄大鑑《しょうじきばなしおおかがみ》』(元禄七[一六九四]年刊)巻五の五 ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 正直咄大鑑 5巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション 【原文】 第五 野暮《やぼ》の小僧 芝土器町《しバかわらけまち》常笑寺《じやうせうじ》に寒龍《かんりう》と言ふうて十四、五になる小僧有り。 心様《こころざま》しどけなく、取り成りたよ/\と、物打ち言ひたる言葉、強からぬ有様、楊柳《やうりう》の観音とも言ひつべし。 ある時、懇《ねんご》ろなる旦那、夜《よ》更《ふ》くるまで遊び留まりたれば、伽《とぎ》にとて、彼の小僧を側

    野暮の小僧 ~『正直咄大鑑』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 芝の神明宮 ~『金草鞋』初編より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    一行は芝の神明宮に向かいますヾ(๑╹◡╹)ノ" ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 金草鞋. 1編 - 国立国会図書館デジタルコレクション 【原文】 芝神明宮《しばしんめいぐう》 日橋通り真つ直ぐに、京橋を渡り、尾張丁の布袋屋・亀屋を見て肝を潰し、新橋を過ぎて芝の神明へ到りけるに、折節、湯立ての大釜、神前にありければ、 狂 あの釜《かま》で 飯サ 炊きやるか 出来秋《できあき》の 神明[「神明」と「新米」を掛けたか]ならバ 旨くあんべい 「『これから増上寺様へハどふ行きます』と聞いたら『突き当りて右《ミぎり》の方へ行け]とあそこで人《ふと》が言ひ申したから、向かふから来る人《ふと》へそつとぶつかつて聞ゝますべい。 我意《がい》に酷く突き当たつたら、布袋腹《ほてばら》のう突つ立つだんべい」 「成程《あるほど》、お江戸は良《ゑ》い女の在る所《

    芝の神明宮 ~『金草鞋』初編より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 1