この1年間、今まで以上に世間を賑わせた、企業買収。この時に聞く「のれん代」は、いったい何の価値で、何を基準に、どのように計算するものなのでしょう? <INDEX> ブランドを金額で表す「のれん代」(1P目) 「のれん代」は財産(1P目) 「のれん代」の価値はどうやって測るのか?(1P目) 「のれん代」は、取り扱い注意(2P目) 「のれん代」のこれから(2P目) ブランドを金額で表す「のれん代」 「のれん代」とは、企業の資産の中の営業権のことです。企業の持つブランドやノウハウ、特許権など目に見えないけれども価値がある、というものを、会計の世界では「無形固定資産」といいます。「のれん代」すなわち営業権は、そのうちの一つです。貸借対照表の中では、借方の資産の部、固定資産として記載されています。 では、ここで貸借対照表のしくみを簡単に説明しましょう。 「のれん代」は財産企業は、年に1回決算を行い、