国立大学法人 名古屋大学 情報連携統括本部 情報戦略室 教授 (前NTTデータ フェロー システム科学研究所長)山本 修一郎 本稿では、保証ケース(Assurance case)をレビュする方法を、文献[1]に基づいて紹介する。保証ケースについては本連載[2]、保証ケースのためのリスク分析手法については前々回[3]紹介した。サービス保証ケース作成手法については前回[4]紹介した。 ところで、「アシュアランスケース」としないで「保証ケース」と表記している理由は、カナ漢字変換の時に、「亜種ランスケース」などと、筆者がタイプミスしやすいことと、「アシュアランス」の方が「保証」よりも、文字数が長くなるためである。それ以外に理由があるわけではない。気になる方は、保証ケースをアシュアランスケースと読み変えていただいて結構である。実際に、この連載でも最初は「アシュアランスケース」としていたものである。そ