たかが漫画?いいえ、漫画だからこそわかりやすく歴史を学べてしかもおもしろい、そんな漫画があるのはご存知でしょうか。歴史が苦手な人にこそぜひともチャレンジしてみてほしい歴史漫画があります。史実をベースにしているからこそ、読んでおもしろく、しかもためになる、そんな歴史漫画をご紹介します。 ■第10位「アサギロ~浅葱狼~」/ヒラマツ・ミノル 1854年、奥州白河藩阿部家の江戸屋敷、12歳の少年沖田惣次郎(後の沖田総司)は、御前試合において藩の剣術指南番と向かいあっていました。惣次郎の剣の腕前を聴きつけた君主が御前での試合を所望し、その相手役に剣術指南番が選ばれたからです。はじめは竹刀での打ち合いが予定されていたが、指南番の判断で木刀に代えられていました。惣次郎の大人顔負けの鋭い剣筋に、指南役はあろうことか敗北してしまいます。その結果、若くして指南番に勝ったことで惣次郎は名を上げることになります。