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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (5)

  • この本がスゴい2009

    今年もお世話になりました、すべて「あなた」のおかげ。 スゴいは多々あれど、独力で発掘できるはずもないので、スゴを読んだ「あなた」を探す。好きなばかりで傷気味で、お山の蛙か、井の中の大将になったつもりのわたしにとって、「あなた」は良い刺激であり指針でありアドバイザーなんだ。 そう、好きなだけ読むのもいいし、屋さんだけで事足れりとしてもいい、それでも読みきれないほど。そして、自分の周りに壁を築いて、ヒキコモるのもアリ(わたし自身がそうだった)。時折みかける独善に陥っている人を反面教師として、自らを戒める。ブンガク小説ばっかり読んで、世界を分かった気になっている人、科学リテラシーこそ全てで他はクズだとのまたう人、それぞれの得意分野では天狗だろうが、外から眺めていると、こっけいで仕方ない。 そんな「わたし」にならないために、広く、深く、遠くまで「あなた」を探す。「あなた」のおかげで、こ

    この本がスゴい2009
  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴいに出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いいはたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴいを読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ

    スゴ本100
  • なぜ片づけができないのか?「持たない暮らし」

    そもそも女は片づけなんてムリ。 「片づける=収納する=仕舞う」という固定観念から逃れることはできない。というのも、「なぜ片付けられないか」について唯一かつ根源的な原因が理解できないから→【答】モノが多すぎる。だから、仕舞うための「棚や箱というモノ」が部屋を占拠しはじめる。 ―― なんて嫁を挑発すると、「君のカイショーがないからだ」と一蹴。ごめんなさいがんばります。それでも、あふれるモノに侵蝕されているのは、わが家だけではない。だから、「持たない暮らし」なんてステキなが出る。 書の主張はシンプル。「もったいない」からといって、大量のモノを抱え込み、使いもせず、譲りもせず、捨てることもしない。そのうち、持っていることすら忘れてしまっている。死蔵品が部屋を占領しているのに気づかず、「収納できない…」と悩むのはバカバカしい。 だから、 使っていないものは、「使う人にあげる」、「売る」、「寄付す

    なぜ片づけができないのか?「持たない暮らし」
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ローマ人の物語I「ローマは一日にして成らず」の読みどころ

    知力ではギリシア人に劣り、体力ではガリア人に劣り、技術では、エトルリア人に劣り、経済力では、カルタゴ人に劣るのが、ローマ人。そんなローマがなぜあれほどの権勢を長期にわたって誇ったか――これこそ、塩野氏が書を書いたテーマだという。これは、読み手であるわたしも同じ。 ローマの強さ。しかも一過性の強さではなく、時代をかさねても継続的に続くものが何であるかを考えさせられる。「強さ」と聞くと、思わず「頑丈」「頑強」と思い浮かべる。何事もシステマティックに進めようとする気質から、「頑固」「頑迷」なんて言葉も出てくる。 しかし、どうやらそうではないらしい。「ローマは一日にして成らず」を読むと、確かに頑ななところもある一方、柔軟に取り込もうという気風もあったらしい。多神教なんてその最たるもの。ギリシアも日の八百萬神も超え、ローマには門や橋にまでカミサマがいたそうな。 そこで一番笑ったのが「夫婦喧嘩の守

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ローマ人の物語I「ローマは一日にして成らず」の読みどころ
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「ローマ人の物語」を10倍楽しく読む方法:「ローマ帝国衰亡史」比較

    このエントリは、塩野七生「ローマ人の物語」を読むときに併読する書籍を調べたもの。ほぼ自分メモのつもりで書くが、これから「ローマ人」を読む方の参考になれば幸甚ッス。 「ローマ人の物語」の併読書としてギボンのアレを思い浮かべたが、そのボリュームに辟易させられる。実際のところ、全11巻の「ローマ帝国衰亡史」は、積ン読ク山の一角を占めているにもかかわらず、「持ってるが一生未読」となりつつある。 そこで調べてみたところ、簡訳版というかダイジェスト版が出ていることが分かった。いわゆる「まとめ」というやつで、わたしのようなナマケモノにはうってつけ。2つある。 1. 新訳 ローマ帝国衰亡史(中倉玄喜 編訳/PHP研究所) 2. 図説 ローマ帝国衰亡史(吉村忠典訳/東京書籍) 3. ローマ帝国衰亡史(中野好夫訳/筑摩書房)    ←【家】 1.の新訳版は4センチ、2.の図説版は4.5センチある。何が?

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