10年以上、WANの主役はIP-VPN、インターネットVPN、広域イーサネットの三つが占めていた。2014年、ついにこの状況が変わりそうだ。2009年に登場した「レイヤー2/3混合サービス」が急激に伸びたからだ。WANは“4大VPN”の時代に突入した。 数字の裏付けがある。日経コミュニケーションは7月から8月にかけ、国内の上場企業3200社を対象に「企業ネット/ICT利用実態調査 2013」を実施(有効回答は672社)。10月号に特集として掲載している。本調査で定例となっているのが、WAN利用状況の調査だ。WAN利用率を種類別に見ると、インターネットVPN(51.9%)、IP-VPN(48.4%)、広域イーサネット(32.1%)、レイヤー2/3混合サービス(24.6%)の順番だった。 レイヤー2/3混合サービスを調査対象にしたのは2011年のこと。当時の利用率はわずか8.2%だった。201
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