http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/463805/061100040/ IT産業に限れば日本は圧倒的に後進国だ。SIの多重下請け構造については 「他国や他産業にも少なからず存在する」と強弁できるが、人月商売のほうは話にならない。 知的集約の極致であるはずのソフトウエア開発が、「人月いくら」という労働集約にすり替わっている。 “人売り”商売がハイテク産業を偽装する。とてもじゃないが恥ずかしくて、先進国の皆さんに日本のIT産業の現状を説明することなどできない。 もちろん日本のITベンダーの経営者も「人月商売や多重下請け構造は問題だ」と言う。 だが「問題だ。問題だ」と唱えるだけで、とりあえず食えるからと、御用聞きベースで人月商売を続ける。 言うまでもなくソフトウエア関連のビジネスは、革新的な機能とビジネスモデルが勝負の世界。 人月商売はビジネスモ