無線LAN市場では今、「クラウド管理型無線LAN」が熱い。 クラウド管理型無線LANとは、無線LANアクセスポイント(AP)の管理機能をクラウドでSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供する製品のことだ。米シスコシステムズが買収した米メラキや、米エアロハイブといったベンダーが2008年頃から製品の本格的な提供を始めた。ここ数年、そのほかの無線LANベンダーが追従する形で続々と製品を投入しており、国内でも競争が激しくなってきた。 高価な単体のコントローラーを購入・運用しなくて済む手軽さや、複雑な設計が不要な点、APの不調や故障時の対応の容易さといった特徴が評価され、導入企業が増えている(図1)。
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