インターステラーは現代の技術で作った2001年宇宙の旅である この映画を見て最初に感じたのは現代に蘇った「2001年宇宙の旅」だった。 監督のクリストファー・ノーランはおそらくスタンリー・キューブリックの名作「2001年宇宙の旅」を自分の力で現代に復活させたかったのだと感じた。 人類が次のステージへと進化するためのステップがテーマになっているだけでなく、2001年では「HAL」という人工知能を持ったコンピューターが大きな役割を果たしたが、今作の「インターステラー」においても、もう一つのモチーフである「モノリス」を想起させるような外観を持った人工知能搭載のロボットが活躍する。 両作とも人間の更なる進化への手助けを人工知能が担っている。(HAL9000は反乱を起こしたけどね) 更にいうなら5次元空間においての印象に残るあのシーンは、2001年の白い部屋でのシーンを彷彿とさせるわけで、明らかにノ