『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』最終回に、アニメーション=フィクションの倫理と矜持を見た 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(以下『ジークアクス』)の最終回を視聴して、多くの方が「すごいものを観た」と感じているのではないでしょうか。放送中は、考察や小ネタに偏重した語りがソーシャルメディア上で多く見られたことや、作品自体がそうした語りを誘発する作りになっていること(筆者は特にそう感じませんでしたが)に対する批判に論点が集約していた印象です。しかし、最終的に示された本作の着地点は、こうした問題設定そのものの妥当性を批判的に捉え直す視座を備えていたと感じています。 最終回で特に印象的だったのは、本作の「オリジナル」と言っていい『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役である、古谷徹氏を起用したことへの姿勢です。制作陣がこのキャスティングから――あえて言えば――「逃

