当記事は Kubernetes Advent Calendar 2019 その2 の8日目の記事です。 今回は、数ヶ月前に公開されたgolangでistioのAPI操作を提供するライブラリistio/client-goを、実際にプログラムを書きながら操作性を確認していきたいと思います。IstioのAPIを用いることで、プログラムから簡単にDestinationRuleやVirtualServiceなどのistioのカスタムリソース一覧を取得したり、リソースに対してパッチを適用することでアプリのversionのスワップやカナリアなどのオペレーションを行うことが可能となります。モチベーションとしましては、運用時にistio周りで発生する限定的なオペレーションを簡易的なダッシュボードの一機能に載せることで、オペレーションをより簡単に、かつミスを減らすことにあります。 検証のために使用する各種マニ