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ブックマーク / movie.maeda-y.com (4)

  • 超映画批評『フライトプラン』35点(100点満点中)

    『フライトプラン』35点(100点満点中) あまりに大味 親日家で知られ、日でも人気の高い女優ジョディ・フォスター久々の主演作は、飛行中の旅客機を舞台にしたサスペンスドラマだ。 ジョディ演じる主人公は、夫を事故で亡くしたばかりで悲しみにくれる女性。あまりのことに、少々情緒不安定気味だ。そんな彼女が夫の遺体とともに搭乗したジャンボジェットの中で、ほんのわずか目を離した隙に、幼い娘がいなくなった。慌てて探すが、どこにもおらず、驚くべきことに乗務員からは「搭乗名簿に娘さんの名前はありません」と告げられる。まわりの乗客も、誰一人、最初から娘など見ていないという。 飛行中の航空機内で娘が誘拐された?! はたしてこれはヒロインの妄想なのか、それとも仕組まれた陰謀なのか。どちらとも判断しきれぬまま、物語は進む。このヒロインは、具合のいいことに、何とこの飛行機を設計した技師。つまり、何か隠せそうなスペー

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    Byucky 2016/06/14
  • 超映画批評『デビルマン』2点(100点満点中)

    『デビルマン』2点(100点満点中) ポスターだけはいい映画 永井豪の代表作を、VFXを駆使したスペクタクルシーン満載で描いた映画化作品。 高校生の不動明(伊崎央登)は、親友の飛鳥了(伊崎右典)の家で、彼の父親が研究していた地球の先住民族デーモンのひとりに合体されてしまう。しかし、強靭な意志により精神をのっとられずにすんだ明は逆にデーモンの超能力を獲得、恋人美樹の生きる世界を守るため、地球を征服しようとするデーモン一族に戦いを挑む。 一般に広く知られている『デビルマン』は、恐らくTVアニメ版の方だろう。主人公不動明はデーモンに体をのっとられてしまうが、そのデーモンが人間の美樹に恋してしまったがために、仲間のデーモンにたった一人反旗を翻し、悲壮な戦いを挑むという愛のストーリーだ。傑作の主題歌と合わせ、今でも覚えている人は多かろう。 さて、まず最初に注意すべきは、映画版の原作となっているのはこ

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    Byucky 2013/12/03
  • 超映画批評『ザ・コーポレーション』75点(100点満点中)

    『ザ・コーポレーション』75点(100点満点中) 企業の裏側を暴く、娯楽性の高いドキュメンタリー 現在、資主義……というより、アメリカ式のグローバリズム、自由経済の弊害が、世界中で非難を浴びるようになってきた。そうした問題を扱ったドキュメンタリー、それがこの『ザ・コーポレーション』だ。 タイトルにもなっている"企業"とはいったい何なのか。その行動原理や、現在地球にどのような影響を与えているかを、まずは順に分析する。企業は"法人"という擬似人格を与えられているくらいなのだから、人間に対する診断手法も当てはまるはず、というユニークな視点から、企業を分析し、彼らを"サイコパス"と診断する。この冒頭がかなり面白く、一気に引き込まれる。 その後は、現在グローバル企業の犯している様々な犯罪、非道徳的な所業の数々を紹介していくわけだが、つまりはこうした、企業犯罪に対する批判こそがこの映画質であろう

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    Byucky 2013/11/25
  • 超映画批評「ガッチャマン」4点(100点満点中)

    「ガッチャマン」4点(100点満点中) Gatchaman 2013年8月24日公開 全国東宝系 2013年/日/カラー/113分/配給:東宝 原作:竜の子プロダクション 監督:佐藤東弥 脚:渡辺雄介 スタントコーディネーター:小池達朗 キャラクターデザイン:荒牧伸志(『APPLESEED』監督) VFX:白組 キャスト:松坂桃李 綾野剛 剛力彩芽 濱田龍臣 鈴木亮平 光石研 剛力ジュンが、原作ファンを過激に挑発 先ほど更新した「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の記事で、「邦画エンタテイメントはハリウッドに比べて社会問題をテーマにするのが下手」と述べたが、その典型例がこれである。しかも、娯楽と時事性を高度に両立させて国の批評家筋から高い評価を得た前者と同週公開とは皮肉である。 21世紀初頭、侵略者ギャラクターにより地球の半分が壊滅した。彼らに対抗できるのは「石」の力を引き出せ

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    Byucky 2013/08/23
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