河野氏がこれまで手がけてきたゲームはすべて自身が企画したもので、他者の企画に参加するのは今回が初めてとのことだが、神山氏から話をもらったときに彼のパッションを感じ、「やらしていただきたい」と答えたという。タイトルにある「デメトリトクラシー」とは社会学の用語であるメリトクラシーをもとにした造語で、元の言葉が能力主義による政治的統治を指すことから、それを否定する意味を持つデメリトクラシーという言葉を作ったと神山氏は語った。いわば反逆的な意味合いを持つ言葉で、ゲームの内容を象徴する重要なキーワードとなっているという。 ここで、夜の街を描いた本作のイメージボードが表示。神山氏によると舞台は中世もしくは近世ヨーロッパをイメージしたものになるというが、なぜそのような世界観を選んだのか、なぜに夜の街が描かれているのかはのちのち明らかにしていくとのことだ。 さらに、ゲームをひもとくためのものとして「復讐×