なんでお百度参りをやっているのかを、これまでのまとめ的に、あえて言語化してみる。 まず「その1」で述べた通り、お百度参りは医学的には効能はない。科学的には、お百度参りと病状には、なんの相関関係もないのだ。看病や看護には大変なエネルギーが必要なので、ご家族や関係者の方々には、体力の維持、回復こそを優先していただきたいと希望する。 次に「その2」に書いた通り、代参は他人がやってもOKなのだ。伊勢講はご近所づきあいだし、いくら次郎長と石松の盃は実の親子より重いと強弁しても、次郎長と石松に血縁関係がないことは動かない。 そして今回、新たに述べておきたいのは以下である。実際に看病、看護にあたる人々は、どうしたって後悔が生じる。「あれをやっておけばよかった」「こうしておけばよかった」という考えが後から出てくることは、避けられないのだ。 他人がお参り、願掛けを代行することによって、もしそうして生じる可能