突然、ネット上をにぎわせた「ステマ」。アメリカではすでに法律で禁止されているものなのに、日本では野放し状態。見破る方法はあるのか? グーグルの検索急上昇ワードで1位を獲得し、最近、何かとネガティブな話題を耳にする「ステマ」。ステルスマーケティングの略語で“宣伝であることを隠して行なう宣伝”のことだ。 ただ、ステマ自体は以前からあった行為。それがなぜ、急に注目されているのか。ITコンサルタントの芳川充氏に聞いた。 「1月4日にクチコミ情報サイト『食べログ』を運営するカカクコムが、特定のお店のページに作為的に高い評価の書き込みをしていたやらせ業者が39社もあると発表したことが大きい。月間利用者3200万人(昨年11月時点)を誇る人気サイトのランキングが、お金で操作されていたという事実が波紋を広げているんです」 食べログだけで39社なら、ほかのクチコミサイトにも数多くのやらせ業者が入り乱れている