日本維新の会が斎藤元彦兵庫県知事に対し辞職を申し入れることを決め、県議会全会派から辞職要求が出る見通しとなった。斎藤氏は9日の登庁時に取材に応じ、「真摯に受け止め反省すべきところは反省するが、進めるべき予算や事業などをしっかりやる」と述べ、辞職要求に応じない姿勢を示した。 自民党は6日の百条委終了後に総会を開き、辞職要求方針を決定。不信任案には明確な理由が必要との意見があった第3会派公明党も辞職要求へと傾き、自民への同調を決めた。立憲民主党県議らの第4会派「ひょうご県民連合」、共産党とも連携し12日に申し入れる。 告発文書は斎藤氏のパワハラなど疑惑7項目を指摘。県幹部だった男性が報道機関などに配布後、県の公益通報窓口にも通報した。県は公益通報者保護法の対象外と判断し、男性は懲戒処分を受けた後に死亡した。 贈答品「すべて知事が持ち帰る」 部下から進言「受けた記憶ない」