熱血漢の城福浩新監督は今季、次から次へと城福語録を生み続けた。中でも『Lovely』はグアムキャンプで話題になったが、引き締まらないということで開幕前に封印。だが、第7節川崎F戦で今野の4点目が決まると、城福監督はベンチで思わず「今のはLovelyだよな」と、解禁してしまったそうだ。 ■躍進&新戦力がセンセーショナルな輝き放つ 何といっても終盤まで優勝争いに絡んだことが今季のF東京の重大ニュースだった。今季補強の目玉だったカボレは開幕前に加入が遅れてしまい、なかなかチームの練習に合流できなかった。だが、開幕戦で途中出場すると、ワンマン・カウンターでいきなりスタジアムを沸かせた。戦術に馴染めない時期もあったが、徐々にフィットすると今季のチームを牽引する存在となっていった。さらにはプロ1年目の大竹洋平、長友佑都など、次々に新戦力が台頭してチームが生まれ変わったことを印象付けた1年だった