大阪市営地下鉄の料金について、平松邦夫市長は22日、現在200円の初乗り料金を最初の1駅分に限り、半額の100円にするよう市交通局に検討を指示したと報道陣に明らかにした。 同局によると、市営地下鉄の2009年度の単年度黒字は約289億円で、約53億円の累積赤字を10年度末に解消できる見通し。同局でも利用者への利益還元の一環として値下げ案を検討していた。 だが「1駅100円」が実現すると年間数十億円の減収になるうえ、システム改修費もかさむことから「値下げの手法は慎重に検討している」(市幹部)という。