★鈴木哲夫の核心リポート 菅直人政権打倒に向け、「反菅」勢力がついに動く。谷垣禎一総裁率いる自民党は6月1日の党首討論後、民主党内の同調者を見極めながら、来月早々にも内閣不信任案を提出する構えだ。これに対し、菅首相周辺は「解散総選挙」をチラつかせて牽制するが、自民党のハラは固まった。極秘世論調査で自民の300議席超えもあるとの結果が出たからだ。20年以上、永田町をウオッチしている政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が核心に迫った。 「解散総選挙になれば200議席は軽く超える。第1党奪還は間違いない。菅首相が『やけっぱち解散』をしても、どうぞやってください、ということだ」 自民党選対幹部はこう断言する。 単なる強がりではない。この数字には根拠がある。4月の統一地方選直前、自民党が極秘に実施した小選挙区の世論調査の結果だ。「いま、選挙をやっても勝てる」。内閣不信任案で菅政権を追い詰め、仮に