大ヒット中のアニメ映画「劇場版『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』無限列車編」に登場する「無限列車」とそっくりな蒸気機関車(SL)が、京都市下京区の京都鉄道博物館にある、とファンの間で話題になっている。原作や映画の舞台となった大正時代に製造された車両で、同博物館は「ファンの方が自ら広めてくださっているよう」と話している。 博物館によると、1914(大正3)年に製造が始まった旅客用蒸気機関車8620形8630号機で、「ハチロク」の愛称で親しまれている。同形のSLで動く状態で保存されているのは、JR九州が所有している車両と2両しかないという。 JR九州の車両は、現在、映画とのコラボ列車として、熊本―博多間を期間限定で走っており、ファンに大人気だ。SNS(会員制交流サイト)などを通じて「無限列車のモデル」などと、情報がじわりと広まっている。「京都と九州、どちらも遠いけどすごく行きたい」などの投稿も。