『日本の家 1945年以降の建築と暮らし』は、日本の建築家56組による75件の住宅建築を、400点を超える模型、手書きの図面、写真、映像などを通じて紹介する展覧会。13のテーマに分類して構成される会場には、実際に中に入って体感することができる清家清の『斎藤助教授の家』実物大模型も展示。会場デザインは、アトリエ・ワンが手掛ける。同展は2016年秋からイタリア・ローマ、イギリス・ロンドンを巡回していた。 取り上げられる主な建築家は、青木淳、アトリエ・ワン、安藤忠雄、石山修武、伊東豊雄、乾久美子、菊竹清訓、隈研吾、坂本一成、篠原一男、白井晟一、清家清、妹島和世、丹下健三、西沢立衛、長谷川逸子、長谷川豪、藤井博巳、藤本壮介、藤森照信、山本理顕、吉阪隆正、吉村順三、アントニン・レーモンドら。 会期中には、dot architectsと吉行良平による『夏の小屋をつくろう』、津村耕佑による『プチプチ・ガ
2001年に蜷川実花、HIROMIXと共に『第26回木村伊兵衛写真賞』を受賞した長島有里枝。一貫して家族をテーマに作品を発表する一方で、ガーリーフォトブームの先駆者としても知られる。 同展はMAHO KUBOTA GALLERYが3月に開廊したことを記念して開催。長島が母親と共作したテントや、テントを制作する前から撮り続けていた日常生活のドキュメント写真、テントを制作する過程で撮影された写真で構成されるインスタレーションが展示される。テントを共作した背景には、母親と長島の「家族」という関係性に変化を起こすことは可能かという問いがあるという。 長島有里枝 『家庭について/about home』 2016年3月16日(水)~4月23日(土) 会場:東京都 外苑前 MAHO KUBOTA GALLERY 時間:12:00~19:00 休廊日:日、月曜、祝日 料金:無料
1931年に生まれた中原佑介は、戦後日本において針生一郎、東野芳明と並んで「美術評論の御三家」と呼ばれた美術評論家。2011年に逝去するまでに、美術評論に加えて『パリ・ビエンナーレ』『サンパウロ・ビエンナーレ』『ヴェネチア・ビエンナーレ』といった国際展のコミッショナーや、兵庫県立美術館館長、京都精華大学学長、国際美術評論家連盟会長を歴任するなど多岐にわたる活動を行なった。 『美術は語られる-評論家・中原佑介の眼-』は、中原の活動を通して1960年代から1970年代の美術がどのように日本で紹介され、評価されたかを振り返る展覧会。DIC川村記念美術館が所蔵する現代美術作品を中原の視点から捉え直して紹介するほか、中原が残した小品のコレクションから約40点を展示する。 会場は全4章で構成され、第1章では瀧口修造、岡本太郎ら戦前から活動していた作家の作品、第2章では河原温、高松次郎、中西夏之、赤瀬川
『村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―』展が、2016年1月30日から神奈川・横浜美術館で開催される。 国内外で個展の開催や作品の発表を行う一方で、現代美術を中心とした古今東西の美術品の収集を続ける村上隆。同展では、時代やジャンルにとらわれず、アジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、現代陶芸、家具など様々な作品を収集している村上のコレクションを紹介する。 展示作品は、曾我蕭白、北大路魯山人といった作家からアンゼルム・キーファー、奈良美智、フリードリッヒ・クナスら現代の作家の作品まで多岐にわたる。 『村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―』 2016年1月30日(土)~4月3日(日) 会場:神奈川県 横浜美術館 時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで) 休館日:木曜(2月11日は開館) 料金:一般1,5
画業33年におよぶ漫画家・浦沢直樹。浦沢にとって初の本格的な展覧会となる『浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる』では、これまでに手掛けた長編漫画『パイナップルARMY』『YAWARA!』『MASTERキートン』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』と現在連載中の『BILLY BAT』の原画やネームを展示する。さらに単行本1冊分の原稿やストーリーの構想メモ、イラスト、スケッチに加え、少年時代のノートなど多彩な資料から浦沢の世界観に迫る。会場設計はトラフ建築設計事務所が担当。 会期中は浦沢によるトークイベントやライブ、オリジナルグッズの販売なども予定されている。また同展の開催に合わせて公式カタログも刊行される。詳細はオフィシャルサイトの続報を待とう。 『浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる』 2016年1月16日(土)~3月31日(木) 会場:東京都 芦花公園 世田谷文学
東松照明は、基地周辺の人物や風景を被写体とした「占領」シリーズでは、米軍基地を通して戦後の日本を見つめ直し、『〈11時02分〉NAGASAKI』では、長崎に投下された原爆の記憶を辿るなど、常に時代への鋭い視線と共に写真表現の可能性を切り開き、戦後の日本写真界を牽引し続けてきた存在です。 『太陽の鉛筆』 このシリーズは、東松の作品群の中で最も重要なもののひとつと位置づけられています。東松がカメラを向けたテーマは多岐に渡りますが、生涯を通じてこだわり続けたのが“沖縄”でした。このシリーズは、1969年に沖縄と出会って以来、彼の地が持つ強靭かつ広大な精神の領域によってアメリカニゼーションを拒み続ける姿に魅せられ、アメリカ占領下から本土復帰に至る沖縄、八重山諸島や宮古島の祭祀や風俗をテーマに、時代に翻弄されながらもたくましく生きる人々の暮らしを精力的に撮影したものです。その視線は日本という枠を超え
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く