サニーデイ・サービスとnever young beachは、少し歳の離れた兄弟のように感じる。共にデビュータイミングではっぴいえんどと比較され、そこに同時代の洋楽からの影響を加えることで独自性を獲得。もちろん、日本語詞に対しては強いこだわりがある。サニーデイ・サービスのニューEP『桜 super love』のリリースに伴う今回の対談では、歌詞の話を軸とすることで、曽我部恵一と安部勇磨という両フロントマンのパーソナリティーを掘り下げ、2バンドの共振の理由を探った。 サニーデイ・サービスは昨年リリースしたアルバム『DANCE TO YOU』が各方面で高評価を得て、活動歴20年を超えた今も自らを更新し続けている姿勢を示した一方で、never young beachは年明けにメジャーデビューを発表。Suchmosのブレイクなど、新たな世代が本格的に浮上しつつあるなかにあって、安部は今なにを思うのか