世界教会協議会(WCC)総幹事のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト博士は、21日にイタリアフィレンツェで開催された欧州プロテスタント諸教会コミュニティ総会(CPCE)において、欧州社会で生じている金融危機問題に欧州プロテスタント諸教会が共に取り組んでいくことを呼び掛けた。 トゥヴェイト博士は、「(欧州プロテスタント諸教会は)過去一世紀にわたる欧州のエキュメニカル運動とそれに関わるフェローシップにおいて力強い取り組みを成してきました。そのことで欧州社会の現実に変革をもたらしました。そして多くの実りを欧州大陸以外の諸大陸にももたらしてきました。そしてこのような変革は再び生じ得るものであり、生じさせるべきです」と述べた。 現在も懸念が高まる欧州金融危機について、トゥヴェイト総幹事は欧州諸教会に対し、「教会の一致の観念にあって、和解を強調していかなければなりません。今日の欧州社会は、諸教会が和解の象徴