カナダ・バンクーバーで今週末に伝道集会を開催する米国の大衆伝道者、フランクリン・グラハム氏をめぐって、地元のキリスト教指導者の間で賛否が分かれている。集会に反対する聖職者らはバンクーバー市長らと面会するなどしており、スピーカーをグラハム氏から変更するよう要望しているが、集会は予定通り開催される見通しだという。 バンクーバーのグレゴール・ロバートソン市長は、イスラム教徒や同性愛者らに対するグラハム氏の発言に懸念を抱いており、同じ懸念を抱くカトリック、福音派、他の主流派プロテスタントの指導者らと2月10日に面会した。 グラハム氏は最近、イエスが時折発した口調の厳しい言葉を取り上げ、自身の批判的な言葉遣いを弁明。「時々、イエスはあまり愛情に満ちていませんでした。イエスはファリサイ派の人々をマムシ、ヘビ、白く塗った墓と呼びました」と言って、トランスジェンダーの人々を「変人たち」と呼ぶことを正当化し