4月の東京都知事選への擁立の動きが出ていた神奈川県の松沢成文知事(52)が、立候補の意向を固めた。1日朝、報道陣に「(都知事選に)出る方向で決断した」と述べた。同日夕、都内で記者会見して正式に表明する。 松沢知事は、都知事選に不出馬の意向を関係者に伝えている石原慎太郎都知事(78)と親交があり、都政関係者らが石原知事の後継含みで擁立する動きを見せていた。これまで「3月になった頃、多くの意見を聞き、政治の状況を見て最終的に判断する」と話していた。 松沢知事は、県議を経て1993年に旧衆院神奈川2区で新生党から立候補して初当選。2003年に民主党を離れ、県知事に転身した。現在2期目。知事の任期を連続3期までとする多選禁止条例や、全国初の受動喫煙防止条例を成立させるなどした。 都知事選をめぐっては、前参院議員の小池晃氏(50)=共産推薦=、ワタミ創業者の渡辺美樹氏(51)が立候補を表明して