新型の豚インフルエンザのワクチン接種を3割以上の人が希望していない――。こんな結果が、東京大学の研究グループが実施したアンケートで明らかになった。その理由として「副反応(副作用)の懸念」(27%)、「流行の実感がない」(25%)、「効果への疑問」(18%)などが挙げられたという。 無作為抽出した全国の600人にアンケートを配布、402人から回答があった。20〜30代150人、40〜50代158人、60〜70代94人。 接種を希望しないと回答した人は35%だったが、接種費用(2回接種で計6150円)を示した後の質問では42%に増えた。「(経済的要因などから)一種の受診抑制があるとみるべきかもしれない」と分析している。 一方、接種を希望したのは65%で高齢者に多い。このうち70%が「効果への期待」を理由に挙げた。ワクチンに期待する効果としては、26%が「感染の防止」と答えているが、新型ワ