高級なアンチエイジング用フェイスクリームを毎晩人知れず顔に塗りこみ、時の流れに少しでも逆らおうと涙ぐましい努力をしている女性に悲報だ。英バース大学の研究により、“肌の奥まで浸み込む”と謳われているこれらのクリームは、実は一切肌の奥などに届いておらず、どんなに小さな“ナノ粒子”であっても肌の表面には浸透していないことがわかった。 同研究を行ったRichard Guy教授によると、一般的な化粧品に使われている粒子は、人間の髪の毛の100分の1ほどの大きさだそう。そこで、20~200ナノメートルの大きさのポスチレンビーズに蛍光タグをつけ、肌に浸み込むかどうかを共焦点レーザー顕微鏡を用いて観察したところ、これらのビーズは角質層と呼ばれる表皮の一番外側の層にさえも浸透することはできなかったという。 「クリームの粒子が肌に入り込むといった魔法のようなことはまず起こらない。理由はただ単に、粒子が大きすぎ
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