NEC子会社の「NECネッツエスアイ」は17日、同社の100%子会社「ネッツエスアイ東洋」(川崎市高津区)の40歳代の課長級社員の男が、昨年までの約8年間に小切手を不正に振り出して換金する手口で会社の資金を私的流用していたと発表した。 着服額は15億円に上る可能性があり、神奈川県警への刑事告訴を検討している。 発表によると、男は2005年7月頃から自社の小切手を振り出す手口で会社の資金を着服。内部調査に対し、男は着服を認め、「競馬に使った」などと話しているという。 ネッツエスアイ東洋は飲食店の券売機などを製造し、12年度の売り上げは約100億円。