民主党の海江田万里代表は1日、宇都宮市内で開かれた党の会合であいさつし、日銀の追加金融緩和について「日本売りを加速するものになる。国民生活にとって、禁じ手を使ってしまったのではないか」と批判した。決定を受けて進行した円安に関しても、「それだけ輸入品などが高くなり、皆さま方の生活を苦しめる」と指摘した。 また、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が株式投資を倍増させた新たなポートフォリオ(資産構成)を発表したことにも言及、「株価を何とかして上げ、黄色信号がともっているアベノミクスを見せかけだけ成功しているように思わせている」と断じた。