かつてフランスに、ポスター描きのおじさんがいました。 おじさんが描くポスターは、 シンプルで、愛らしくて、エスプリにあふれていました。 おじさんの名前は、レイモン・サヴィニャック。 41歳にして一躍有名になった、遅咲きのポスター作家です。 そんなサヴィニャックさんの自伝が、 生誕100周年にあたる去年、日本で出版されました。 自伝の帯には、糸井重里のこんな言葉が。 「へんな先生を持つなら、この本のほうがいい。」 ‥‥気になりませんか? サヴィニャックさんは、どんなおじさんだったんでしょう? わからないことは、詳しい人に教えてもらうのがいちばん。 その方面にたいへん明るい、 山下純弘さん(ギャラリー・オーナー)から、 サヴィニャックさんの魅力をたっぷり教えていただきました。 それを、みなさんにおすそわけしたいと思います。 毎回かわいいポスターをながめながら、 サヴィニャックさんのこと、たのし