【シアトル27日=丹羽政善通信員】米大リーグ、マリナーズは27日(日本時間28日)、筆頭オーナーの任天堂が球団の株式売却する交渉を始めたと発表した。今後も株式の10%を保有するが、交渉がまとまれば、事実上の球団売却となる。 シアトルに本拠地を置くマリナーズは日本人選手の獲得に積極的で、これまでイチロー、佐々木主浩、長谷川滋利、城島健司らが在籍し、現在も岩隈久志、青木宣親の2人が所属している。イチローの入団会見は任天堂の京都本社で行った。ハワード・リンカーンCEO(最高執行責任者)は退任する。 任天堂が手放す株式の45%は、ジョン・スタントン氏を筆頭とする「ファーストアベニューエンターテイメント」グループに売却される予定。8月のオーナー会議を経て正式に決まる。売却額は6億3000万ドル(約700億円)。 2004年に任天堂の故山内溥会長が個人で保有していた球団株式を米国任天堂に移しており、米