アニメ映画「君の名は。」の興行収入が4日に199億5千万円に達し、2004年に公開された「ハウルの動く城」の196億円を抜き、歴代邦画2位に浮上したことが5日わかった。配給会社の東宝が明らかにした。残るは首位の「千と千尋の神隠し」(2001年公開、308億円)があるだけとなった。 日本映画の歴代興行収入は、「千と千尋」「ハウル」「もののけ姫」(1997年公開、193億円)とスタジオジブリの宮崎駿監督作品がトップ3を2004年以来、12年間にわたって独占してきたが、これでジブリ3強のうち2本までが崩された。 「君の名は。」は、原作、脚本ともに新海誠監督による劇場用アニメ映画。今年8月26日に公開され、学生を中心に大ヒットした。公開前からヒットは期待されていたが、ここまでとは予想されていなかった。 洋画を含めると、歴代2位は「タイタニック」で262億円、3位は「アナと雪の女王」で254億円余。