2009年のレギュラーシーズンもすべて終了。クライマックスシリーズから日本シリーズへと向かう戦いを残すのみとなった。 短期決戦を勝ち抜くのに、必要なものは何か。日本一の行方を占う、面白いデータを紹介しよう。名付けて「第三の男の法則」だ。 まずはチームの中で勝利数トップ3の投手を並べる。例えば今年の巨人なら、ゴンザレス15勝、グライシンガー13勝、高橋尚10勝。この場合、勝利数3位の高橋尚が「第三の男」に該当し、この勝ち星の数がきわめて重要となる。日本シリーズで勝つためには“投”の三本柱が必要。 日本シリーズは、大エースひとりの力では勝てない。二本柱がいても、まだ足りない。3番手の投手こそがカギを握り、その勝ち星の多いほうのチームが日本一の栄冠を手にする確率が高いのだ。 なつかしい記憶を掘り起こしながら、90年代を振り返ってみよう。 '94年、セ・リーグ優勝は巨人。トップ3投