誰にでも起こりうるかもしれません。かばんに果物ナイフを入れていた男性に、倉敷簡易裁判所は29日、銃刀法違反で有罪判決を言い渡しました。 自炊のためにナイフを持っていたと主張する男性はなぜ有罪になったのでしょうか? 倉敷簡易裁判所を訪れたのは、岡山県倉敷市に住む69歳の会社員の男性と担当弁護士です。 (被告の69歳男性はー) 「自分の生き方っていうかそういったことを考え直す1年であったなというふうに思っています。望むのは無罪。強く希望しています」 男性は銃刀法違反の罪に問われ、無罪を訴えていました。 (記者リポート) 「男性は倉敷市の自宅から岡山市の会社まで車で通勤していました」 起訴状などによりますと、男性は去年5月26日、岡山市中区の市営野球場の駐車場に軽トラックを止めて休憩していたところ警察官に職務質問されました。車の助手席に置いていたかばんの中には半年前に買った果物ナイフがありました