姫路市の書写山ロープウエーが三月十九日、開業五十周年を迎える。これまでに書写山を訪れる観光客ら二千万人以上が利用。同日からは半世紀の軌跡をたどる写真展など記念イベントが繰り広げられる。(中部 剛) 一九五八年、姫路市交通局が開業。昨年四月、市観光交流推進室に移管され、現在は神姫バスが指定管理者として運営している。年間三十五-四十万人の利用があり、昨年末時点で二千三十七万七千六百八十五人に達した。 ゴンドラは九二年に新造し、三代目。毎秒五メートルの速度で標高三七一メートルの書写山へ約四分で運行する。添乗員一人が案内し、定員七十人。駅プラットホームに備える「はね上げ式桟橋」が特徴という。ゴンドラが駅に着くと、自動的にホーム両端から桟橋が降り、ゴンドラの揺れを止め、利用者は安心して乗り降りできる。 五十周年を迎える三月十九日から四月十日まで、五十周年記念としてゴンドラを飾り付けるほか、山麓(ろく
2006年11月からテレビや新聞で繰り返し紹介された「銚子電鉄」は、自社で販売するぬれせんべいの購入を呼びかけ、その売り上げを車両の検査などの安全対策費用にあて、窮地をしのぎました。この、現代のおとぎ話のような復活劇の陰には、インターネットによる情報発信の力があります。銚子電鉄をめぐる騒動は、ホームページに掲載された一つの文章から始まったのです。 このエピソードは、地方景気の後退にあえぐ中小企業や、インターネットによるコミュニケーションで悩む企業にとって、大きなヒントとなるものです。この連載では、銚子電鉄で鉄道部の次長をつとめる向後功作氏に、「ぬれせんべい騒動」から見えてきたネットの可能性について語っていただきます。 (本連載は、向後氏が1年にもおよぶ騒動をまとめた単行本『がんばれ! 銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり』をWeb向けに再構成したものです) 「銚子電鉄」というローカル鉄道をご
JR東海は来春から、東海道新幹線の車内で無線LANによる高速インターネット接続サービスを提供する。従来の列車無線システムをネット接続にも活用するもので、総務省はこのシステムのために電波帯域を割り当てる計画を25日公表した。乗客は乗車中に、ノートパソコンやゲーム機などで気軽にネット接続を利用できるようになる。新幹線の魅力が増すことで、航空会社との競争でも有利になりそうだ。 新幹線では列車無線のために、アンテナ機能を持った通信ケーブルを全線の線路脇へ敷設しており、列車内外で安定的な交信が可能。現在は公衆電話や、運転士・車掌と司令室の会話、文字ニュースなどに利用されている。 JR東海は、その用途を乗客のネット接続にも広げるため、通信ケーブルの各所に無線装置の接続を進めている。また総務省は、ケーブルと列車との交信用に周波数400メガヘルツ帯の電波を割り当てる方針で、25日に意見募集を始めた。3月に
北九州市に本社を置く民間航空会社スターフライヤーは南海電気鉄道、京浜急行電鉄と協力し、スターフライヤーの関空〜羽田線利用者に、鉄道利用券をプレゼントするキャンペーンを2月1日から始める。大阪〜東京間の移動者を航空会社と鉄道会社で手を組み囲い込もうという狙い。 関空から羽田空港を経由し品川方面に向かう乗客に京急の羽田空港〜品川間の乗車券(400円)、羽田空港から関空への乗客には南海の特急「ラピート」の特急券(500円)をプレゼントする。スターフライヤーのカウンターで搭乗手続きする際、希望者全員に渡す。3月31日まで。 両空港で“接続”する南海と京急は両社の駅構内に互いのポスターを掲示するなど共同販促活動を行っている。スターフライヤーの関空〜羽田は1日4往復で昨年9月に就航しており、12月までの平均搭乗率は約81%と好調。陸と空で集客力向上や販促面での共同歩調を強化する。 航空各社は大阪〜東京
昭和62年までスズの大鉱山として栄えた旧明延鉱山(兵庫県養父市大屋町)で活躍した「1円電車」を、一方の起点があった兵庫県朝来市のあさご観光協会がペーパークラフトでよみがえらせ、2月1日から同市内の道の駅などで販売する。 明延鉱山では、鉱山から約6キロ離れた選鉱所まで鉱山鉄道が走り、鉱石と人を運搬した。明延と選鉱所のあった神子畑(みこばた)を結んだことから、正式名称は「明神電車」。しかし昭和27年から人員輸送の際に1円の運賃を課したため「1円電車」の愛称で次第にマニアの人気も集めるようになった。60年の廃線まで、運賃は1円のままだった。 昨年11月、22年ぶりに1円電車が1日限りの復活を果たし、地元住民や鉄道ファンらに好評だったことから、ペーパークラフト化も企画した。機関車と客車など6両編成で、1セット500円(税込み)。問い合わせは同協会(電)079・677・2111。
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