阪神電鉄は29日、尼崎と近鉄難波の両駅を結ぶ新路線「阪神なんば線」の来年3月20日の開通に合わせて実施するダイヤ概要を発表した。三宮−近鉄奈良間を直通の快速急行で約1時間20分で結ぶ。 なんば線は、西大阪線(尼崎−西九条)を約3.4キロ延伸し、近鉄難波までの間に九条、ドーム前、桜川の3駅を新設。近鉄と相互乗り入れし、三宮−近鉄難波の所要時間は約40分、甲子園−近鉄難波は約20分となる。 快速急行は、平日朝ラッシュ時で1時間当たり往復5本、昼間は3本を運行する。運賃は三宮−近鉄奈良が940円、甲子園−近鉄難波が350円。 また阪神電鉄はなんば線の利用促進として、同線の通勤定期券を持つ乗客が阪神梅田でも乗降できるサービスも始める。
子供たちに実物の電車に親しんでもらおうと、和歌山電鉄(和歌山市伊太祈曽)は8月中に4回に分けて「夏休み子供電車教室」を開き、小学生計40人が参加した。貴志川線伊太祈曽駅に集まったチビっ子らは、ホームからは見られない電車の姿に真剣な表情で見入っていた。 普段は終点で行う車両の入れ替え作業を実際に乗車しながら体験した後、列車信号を扱う運転指令室や変電所を見学。車庫内では電車の下からモーターや車輪などを観察した。興味津々の子供らに「これは何?」などと口々に質問され、作業員が分かりやすく説明しようと四苦八苦する場面もあった。 将来は電車の運転士になりたいという市内の橋本瑞規君(9)=4年生=は「実際に運転するところを目の当たりにして運転士になりたい気持ちが強くなった」と興奮気味に話した。同電鉄は「子供たちに貴志川線ファンになってもらいたい」と、今後は毎年夏休みに開催するという。
電車から続々と降りてくる家族連れやカップルが向かう先は、目の前の多摩動物公園。昭和33年5月5日に東京都所管の動物園として開園し、今年は50周年を迎え、にぎわいを見せている。その玄関口である駅を担当する松本洋征・京王西管区長(32)は「多摩動物公園が開園したことで行楽客誘致の便宜を図るため、開業しました」と話す。 同園へのアクセスは今では多摩都市モノレールも開通し、2つの公共交通手段があるが、開園当時は一番近い駅でも約 1.5キロ離れた京王線高幡不動駅。同園へのアクセス路線として開園6年後、高幡不動駅と同園を結ぶ動物園線(2キロ)の運行が始まった。 同園教育普及課の野口友子さん(27)は「京王電鉄さんとは本当につきあいが深いです」と話す。関東や関西の電鉄会社は沿線に動物園や水族館を建設し、利用者を誘致しているが、京王電鉄は自前の動物園を持たない。しかし、多摩動物公園開園に向けて建設予定地の
はいからさんが通った 阪急千里線2008年8月30日 印刷 ソーシャルブックマーク 阪急千里線の沿線には今も竹林が残る。都心に近いのに、散策すると秋の虫の合唱が聞こえてきた=大阪府吹田市英国の住宅地にならって造られた噴水。街のシンボルだ=大阪府吹田市千里山駅の周辺。線路の西側(左)に千里山住宅地がある=大阪府吹田市千里山遊園にあった飛行塔。つり下げられたゴンドラが上昇すると大阪市内が一望できたという=関西大年史編纂(へんさん)室提供千里山花壇をPRする昭和初期のポスター=関西大年史編纂(へんさん)室提供真ん中の橋脚が旧国鉄時代のもの。走っているのは相互乗り入れをしている大阪市営地下鉄の車両=大阪府吹田市フォトギャラリー 千里丘陵を覆っていた竹林が切り開かれ、千里山住宅地(大阪府吹田市)の分譲が始まったのは1922(大正11)年。大阪市中心部と結ぶ線路が敷かれたのを機に生まれた国内初の本格的
東京・浅草を深夜出発する「尾瀬夜行」は、辺りがまだ暗い早朝、会津高原尾瀬口駅に滑り込む。初夏の会津鬼怒川線(野岩(やがん)鉄道、本社・日光市藤原)は、尾瀬沼、尾瀬ケ原のミズバショウやニッコウキスゲ目当ての観光客でにぎわう。 野岩鉄道は1981年、第三セクターとして誕生(開通は86年)。新藤原駅(日光市)を起点に、約30・7キロ先の会津高原尾瀬口駅(福島県)を結ぶローカル線だが、東武鉄道と相互乗り入れしており、東京-福島県会津地方を直結する路線の一部を担っている。 しかし、沿線は急速な高齢化が進み、川治湯元駅以北は特に人口が少ない。このため、通勤通学などの定期利用客は全体の5%弱に過ぎず、収入は観光客に頼っている。 沿線には川治、川俣温泉など観光地が多い。だが、温泉街の人気が低迷する近年、同線も厳しい経営が迫られている。開業当初の数年間こそ年間乗客数は100万人前後を推移していたが、現在は約
任期満了に伴う宇都宮市長選(11月9日告示、同16日投開票)で、同市議会議員の今井恭男氏(57)=民主市民連合議員会、6期=が29日、県庁で会見し、民主党県連から推薦を受け、無所属で出馬する方針を表明した。 今井氏は、争点となるLRT(次世代型路面電車)について、「宇都宮にレール(鉄道)の文化はなく、バスの方が交通ネットワークの組みやすさに優れている」との考えを表明。「明確に反対し、政策変更を求めていく」と力をこめた。 また、現職の佐藤栄一市長(46)について「役人主導の市政運営。自分の意志を反映させている部分が弱い」と批判。自身の21年間の議員歴を強調し「教育、福祉、環境など、市民と一体の地域づくりを目指したい」と話した。 同市長選には、佐藤市長を含む3人がすでに出馬を表明している。【松谷譲二】
もうじき夏も終わる。夏と言えばチューブだ。音楽にはあまり詳しくないが、金曜担当ライター大山さんのこの記事によると、それは地下鉄のことを差すそうだ。 というわけで、夏の最後の思い出に、福岡市の地下鉄へチューブ感を満喫しに行って来ました。 (T・斎藤) トンネル内部のかっこよさ 地下鉄は普段私は乗らないし、車窓から何も見えないので正直あまり好きではなかった。が、ホームの端っこから見るトンネル内部がすごい、というこの記事を読み、ちょっと興味を抱くようになった。
熊本電気鉄道の線路のレールを外してバス専用道路とし、合志市・熊本市北部と熊本市中心部を結ぶ新バスシステム計画について、熊本市や県などでつくる都心結節計画検討委員会(委員長・森田弘昭副市長)は、11年春の九州新幹線全線開通までの導入を断念した。熊本電鉄が6月に金融機関の支援を受けるなどして抜本的な経営再建計画をスタートさせ、新たな設備投資が困難となったため。 森田副市長は「非常に残念だが、バスシステムの調査などすでに発注している分は、中長期的に重要な資料となる。将来は完成させたい」と話した。 熊本電鉄は04年、市電に接続できる次世代型路面電車システム(LRT)計画を発表。同電鉄の熊本市側の終点の藤崎宮前と、市電が走る同市中心部は約1キロ離れているため、新システムで市電と結ぶ計画だった。 しかし、採算性の問題に加え、交通渋滞を引き起こす懸念があるため実現は困難として、同委員会が電鉄の線路をバス
昨年迎えた大糸線全線開通50周年の記念ヘッドマークを付けて走る国鉄色車両。右から標準色の「キハ52ー115」、横須賀色の「キハ52ー125」、首都圏色の「キハ52ー156」(JR西日本提供) 懐かしい「国鉄色」と呼ばれる塗装を施した車両を乗り継ぎ、古めかしい二段窓から北アルプスの景色を楽しむ−。JR西日本金沢支社とJR東日本長野支社は9月20、21の両日、北アルプスと日本海沿岸をつなぐJR大糸線(糸魚川−松本)にそれぞれ国鉄色の列車を走らせる。行楽の秋にふさわしい鉄道の旅に大勢のファンが詰め掛けそうだ。 「国鉄色」とはクリーム地に赤、クリーム地に青のようにJR民営化前の国鉄車両に多く見られた塗装の総称。年が経過するにつれ、徐々に希少価値が高まってきたほか、十数年前から続いている昭和レトロブームが追い風になり“復権”した。完全引退が決まった0系新幹線は今年に入り、クリーム地に青いラインという
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