【カイロ=前川浩之】カダフィ大佐による事実上の独裁体制にあるリビアでも17日、反体制デモが続いている。AFP通信によると北東部ベイダで治安機関の発砲を受け、これまでに4人が死亡。インターネットの交流サイト、フェイスブックに載った情報によると、犠牲者を悼むために4千人が市東部のモスク周辺に集結している。 ベイダでは、モスクに集結した一部がデモ隊となり、治安機関の事務所に向かっているとの情報もある。若者らが「体制打倒」を叫んでいるという。 また、15日に最初にデモが始まった同国第2の都市ベンガジでもデモ活動が続いている模様で、フェイスブックには、6人が死亡したとの書き込みが相次いでいる。 17日は「怒りの日」と名付けられ、フェイスブックなどでデモが呼びかけられていた。政権側は一切の反体制デモを認めないとの立場を取っており、国営テレビはカダフィ大佐支持のデモ映像を放映、「反体制デモは国の安