石巻・新北上大橋、年内開通 宮城県、仮橋を整備へ 落橋した新北上大橋。手前は上流500メートル地点まで押し流された鉄骨=15日、石巻市 東日本大震災の津波で橋桁が流された国道398号の新北上大橋(宮城県石巻市)が、年内に通行を再開できる見通しであることが19日、分かった。 橋を管理する宮城県東部土木事務所によると、流された部分に現在の幅で仮の橋桁を架け、橋脚間には20メートルごとに補助の橋脚を立てる。橋には歩道もあったが、仮橋には設けない。 橋桁が落ちたのは左岸から155メートルまでの部分。同事務所は「川面から橋桁まで6、7メートルあったが、津波は想定を超えた。横と下方向から力が加わった」と言う。 橋は鉄骨を組んで桁を支えるトラス橋で、全長566メートル、車道の幅6.5メートル。新北上川河口から4キロ上流にあり、石巻市北上町と釜谷、雄勝方面を結ぶ。開通までは上流12キロの飯野川橋に回