ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (7)

  • 命を管理する社会の行きつく先として『PLAN75』を見た - シロクマの屑籠

    疲れ切った身体でブログを書こうとしている。約17年前、ブログを書き始めた頃には何時間でもキーボードを打てたが、当時の私はもういない。午後9時には休みたいと主張するこの身体には老の影が忍び寄っている。しかし70代80代ともなればこんなものではないはずだ。それでも生きている高齢者は実はとてもすごいと思う。現在の私より疲れやすい身体と神経で生きているのもすごいし、現在の私より疲れにくい身体と神経で生きているのもすごい。長く生き、老いても生きることの途方も無さ。そうしたことを思っている折、映画『PLAN75』がアマゾンプライムに来ているのを発見して見てしまった──。 PLAN75 倍賞千恵子Amazon 『PLAN75』は、75歳を迎えた高齢者が自分で生死を決定できる制度が国会で可決された近未来? を描いた作品だ。作品世界では"プラン75"という高齢者が自主的に安楽死を選べる制度を巡って、いくつか

    命を管理する社会の行きつく先として『PLAN75』を見た - シロクマの屑籠
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2023/03/02
     成田悠輔さんが比喩として言ったことが将来実現したらどう思いますか?? を提示する映画と感じてる。 「命のリスク管理」って、なるほどなあと思った。→「忌避されがちな諸々をもっと楽しんでいそうなもの」
  • ありがとう、シン・エヴァンゲリオン - シロクマの屑籠

    ※この文章は、ネタバレなしのシン・エヴァンゲリオンの視聴後のつぶやきです。 公式サイトに「さらば、すべてのエヴァンゲリオン」と大書された『シン・エヴァンゲリオン』が公開されたので、見に行った。21世紀に公開された新劇場版のヱヴァンゲリヲンとしては四作目で、これで完結作、ということになる。 『シン・エヴァンゲリオン』というタイトルに偽りなしの内容だった。だからネタバレを避けながらこの作品について書くのは難しい。今、ここで書いても構わないことといったら、「真希波マリは頑張りました」「式波アスカラングレーも頑張りました」ぐらいのものだと思う。ええ、ええ、彼女たちはよく頑張りましたとも。お勤めお疲れ様でした。ありがとうございました。 綾波レイ、というか『新劇場版:Q』に登場した綾波タイプのひとも頑張っていた。ええ、ええ、よく頑張りました。素晴らしかったです。かわいかったです。ありがとうございました

    ありがとう、シン・エヴァンゲリオン - シロクマの屑籠
  • 目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠

    生涯所得を数千万円変える“当の”情報格差/若者よ書を求め街へ出よ? - デマこい! リンク先は、子ども時代の蔵書数と情報格差についての記事で、面白かった。 「子ども時代の蔵書数」が生涯所得と相関するのかどうかは知らないけれど、脳が急成長している時期にどんな体験をするかによって、子どもの能力獲得と素養の伸びしろが左右されるだろう、とは推定したくなる。 ところで、子ども時代の「読書」ってどんな体験だろうか。 人は、「読書」を「一人で黙ってを読むこと」だと思いがちだ。大人の目線で考える場合はそれで間違っていないし、だったら「蔵書数が多ければそれで良し」ということにもなろう。しかしリンク先の文章が対象にしているような、子ども時代の「読書」について考える際には、そういう捉え方では足りない。ここでは、子ども時代の「読書」がどういう体験なのかを踏まえたうえで、“読書格差”について考えてみる。 三種類

    目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2011/08/18
     子どもが本を好きになる。 読書格差。
  • 子ども時代に愚行から学ぶ機会が減ったら、思慮分別が身に付きにくくなるのでは? - シロクマの屑籠

    チビ男を相手に、彼女の前で返り討ちにあった…死にたい。 上記リンク先には、繁華街ですれ違った見知らぬ男に因縁をつけて、酷い目に遭った男の話が書かれている。何歳なのかは明記されていないが、おそらく、大学生よりも年上のようにみえる。大の大人が、見知らぬ人間にケンカの火種を売りつけて回るというのは、たいへんな愚行に違いない。 この愚かなエピソードを、大人に限って考えるなら「アホですね」の一言で終了だろう。けれども、この手の愚行を頻繁にやらかすのは、来、大人ではなく子どもの筈である。ヤクザのベンツにカンシャク玉を踏ませて縮み上がる思いをしたとか、オバサンの悪口を言ったらバットを持って追いかけられたとか、そういう思い出のある人は結構いるんじゃないだろうか。私も小学校五年生の時に、路上で大きな声で「ファミコンやってない奴ってアホだよね」みたいな悪口を言っているうちに、近所の中学生にそれを聞かれてボコ

    子ども時代に愚行から学ぶ機会が減ったら、思慮分別が身に付きにくくなるのでは? - シロクマの屑籠
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/09/08
     愚行だけでなく、心の痛み、体のキズの痛み、道具の誤使用の怖さ、火や燃料物取扱の危なさ、水や自然の怖さ、なんかも、実感できる出来事に遭遇しておかないと、ダメだと思うな。
  • 尊敬の世代間継承断絶――老人を尊敬できない時代は誰にとって不幸か - シロクマの屑籠

    こないだ、大学病院の資料庫でパーソナリティ障害(人格障害)の調べ物をしていたら、勤め先のY先生の1990年代の論文が出てきた。論文は該当分野の先駆け的なもので、インパクトファクターも抜群、びっくりするほど良い仕事だった。 翌日、ふだんはウイスキーとヨーロッパ史以外には寡黙な、初老のY先生にこのことを話すと、「いやーそれほどでもないですよ」と謙遜しつつも満更ではない御様子。この出来事を機に、Y先生への尊敬を新たにしたのだった。 最近、老人が若者に尊敬されない風潮を嘆く声をよく見かける。 けれどもそれだけでなく、逆に若者が老人を尊敬したくてもできない時代になってしまった、というのも嘆くに値することじゃないだろうか。かつて私は、『老人が尊敬される時代は終わった』という文章を書いたことがあった。しかし最近、老人が尊敬されないということだけが問題ではなく、若い世代が年長世代や老人を尊敬するチャンスが

    尊敬の世代間継承断絶――老人を尊敬できない時代は誰にとって不幸か - シロクマの屑籠
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/04/21
      いやしかし、明らかに、しょーもない老人が圧倒的比率でもって増えているだろ。 ただ、歳だけとっちまったって奴らだよ。
  • 他人を見下す親の子どもは、尊敬力が低く育ちやすいか? - シロクマの屑籠

    「他人を尊敬する力の低い親の子どもは、同じように尊敬する力が低く育ちやすいのか?」 どうなんでしょうね、これ。 いるじゃないですか、学校の先生をいつも見下してる親とか。 子どもの前でも平然と先生を見下す親って、昔から一定数いましたが、最近はたぶん増えてるっぽいような気がします。でも、そんな親もとで育った子どもが尊敬や敬意を身につけていくのって、なんだか大変そうだと思いませんか? やたらと他人を見下す親は、子どもの尊敬力の芽を潰しているのか ちょっと想像してみてください。 子どもの一番間近にいて一番長く過ごす親から「あの先生はダメだ」とか「この人の言うことはあてにならない、親の言うことだけ信じなさい」とか、小さい頃から延々と吹き込まれて育てられて、それで尊敬力ってつくものでしょうか?他人をスゲーと思いやすい人間になれるものでしょうか? いや、それでも尊敬できる人を間近に見つけられる子どももい

    他人を見下す親の子どもは、尊敬力が低く育ちやすいか? - シロクマの屑籠
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2010/03/12
      他人、だけじゃないよ。 自然、動物、食物、物品、・・・。 自分たちを取り囲むあらゆるものに、敬意を払うことが出来なければ、生物としての人間として、失格者を育んでしまうといつも念じている。
  • twitterに耐えられない人には、インターネットは難しい

    twitterは、かつてのmixiなどに比べて拘束感の少ないコミュニケーションを楽しめるツールとして普及してきている、と思う。タイムラインを全部読まなければならないとか、返答義務を意識してしまうような状況も少ない。特にfollowersの人数がそれなりに多い人同士の繋がりの場合などは、殆ど応答が無い状況がいつまでも続いたとしても、殊更問題になるようなことは無い。また、removeのしやすさという点でも、よほど人数が少ないtwitterユーザー同士の間でもない限りは、かなり簡単に実行することができる。仮にremoveのような事態が起こったとしても、followersが十分に大きければそれほど打撃にはならないし、そんな事に拘泥していられない程度にはタイムラインのログの流れは速い。 こうしたtwitterの、返答義務の乏しさ・removeのしやすさ・タイムラインの流れの速さなどは、従来のコミュニ

    twitterに耐えられない人には、インターネットは難しい
    CavalleriaRusticana
    CavalleriaRusticana 2009/06/29
      「twitterの、返答義務の乏しさ・removeのしやすさ・タイムラインの流れの速さなどは、従来のコミュニケーションツール(BBS、mixi、MSNメッセンジャー、ネトゲ 等)と比較して、かなり束縛感の少ない印象」
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