「また税金上がってる・・・」 住民税の決定通知が出されるこの時期、決定した税額を見て溜息をこぼす会社員は多いことだろう。 住民税というのは前年の所得に応じて引かれる金額が変化するから、今年の金額が増えたと思う人は、もしかしたら残業が多かった人なのかもしれない。 ところで徴収方法についていうと、給与所得者は特別徴収と言って、毎月の給与から天引きされるのが原則となっている。一方、個人事業主などは普通徴収によって、納付書で支払うのが基本だ。 このことから、日本の税制は個人事業主をベースに作られていることが伺える。実際には給与所得者の方が人数としても多いであろうから、現実としては特別徴収で徴収されることが普通になり、普通徴収で納付することが特別な状態になりつつある。 税の支払い率アップのため、住民税も特別徴収が原則となったことで、毎月の給与から源泉徴収されるわけであるが、時にこの源泉徴収、実は戦争