ベトナム戦争中に爆撃を受けてジャングルに逃げ込み、その後、40年間暮らしていた親子が7日に保護されました。 地元メディアによりますと、ベトナム中部のクアンガイ省のジャングルの中で7日、82歳の父親のホー・バン・タインさんと41歳の息子のホー・バン・ランさんが捜索隊に保護されました。 保護されたとき、2人は樹皮で作った腰巻き姿で、これまで木の上の小屋に住みながらジャングルで見つけた果物や芋を食べて過ごしていたということです。 タインさんは、ベトナム戦争中に爆撃で母親と4人の子どものうち2人を亡くし、もう1人の子どもは助かりましたが、爆撃のショックからジャングルに逃げ、その後も戻らなかったということです。2人はことばを僅かしか話せないということで、地元の自治体が社会に復帰できるよう支援することにしています。