インテル代表取締役社長の吉田和正氏。話を聞く側からすると、インテルだけでなく、日本技術産業の将来に言及する場面も多かったように思う2011年だった インテル代表取締役社長の吉田和正氏は、「これからの成長も大事だが、日本のおかれた状況でインテルはどうあるべきか。2011年を思い返すとき、最初に思う」という言葉で2011年の統括を語り始めた。 2011年は大地震と原子力発電所の事故など、日本が初めて経験する出来事が起きた。インテルも、つくば事業所をはじめとして震災後の業務遂行に大いに苦労したが、その回復は予想以上に早かったという。震災後の復旧復興、将来に向かって新しいものを作り上げていく活動において、その大きな要因となったのがITCの活用であったと吉田氏は語った。 インテルのつくば事業所は、震災の被害で7カ月にわたってその利用が制限され、つくば事業所に所属するスタッフは、オフィスなしで業務を行
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