和泉署の担当者から講習を受ける「だまふりGメン」の高齢者ら=大阪府和泉市伯太町2の同署で2018年1月31日午後2時24分、藤河匠撮影 息子をかたった電話で高齢者から高額の金をだまし取る「オレオレ詐欺」の被害を減らそうと、大阪府警和泉署が1月から「和泉だましかえし隊」と名付けた新しい取り組みを始めた。同署で1月31日、取り組みに協力する高齢者約30人に向けて、同署が注意点や詐欺の手口を説明する講習会が開かれた。【藤河匠】 和泉署が始めた取り組み「和泉だまし返し隊『だまふりGメン』」は「だまされるくらいなら、だまし返したる」との発想から生まれた。詐欺の電話を受けると、だまされたふりをして警察と協力し、犯人検挙に協力する高齢者をあらかじめ「Gメン」として登録する仕組みで、府警で初めての試み。 和泉署は昨年、複数回、「だまされたふり作戦」の協力を要請したが「用事がある」「仕返しされるのでは」との