1953ColdSummer : 『女性鬼』 女子高生は、ヴァギナに歯が生えていたのです。 (2007/アメリカ 監督:ミッチェル・リヒテンシュタイン) 女子高生のマンコに歯が生えていた! 大変だ! 世も末だ! うわー! というワンアイデアのホラー・コメディ。原題『TEETH』として一部では有名だった、はず。 そんな趣からB級テイストあふれるデタラメとカオスを期待すると肩透かしを食らう。B級というよりは、どちらかというとインディペンデント作品的な作りで、一応コメディの範疇には入ると思うのだが、中途半端に真面目くさったその脚本とキャラクターからは壮大なメガデスや悪趣味を窺い辛い、というのが正直な感想。 少々の切株描写(指がマンコに喰いちぎられたりチンポがマンコに喰いちぎられたり)はあるものの、物質的にも比喩的にも圧倒的に血糊が少なく、風刺やドラマといった方面に話の重きが置かれていたよう