【9月7日 AFP】南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外にある高級住宅地に、体の大きな齧歯(げっし)類が頻繁に出没している──カピバラだ。カピバラの「侵入」は、同国の環境・社会政策の課題を浮き彫りにしている。 湿地帯を開発してできた1600ヘクタールの「ノルデルタ(Nordelta)」は、塀で囲まれ、敷地の入り口にゲートが設置された富裕層の居住区だ。この近くを流れるパラナ川(Rio Parana)に、カピバラが生息している。 侵入するカピバラが手入れの行き届いた芝生を荒らしたり、ペットにかみついたりする他、交通事故の原因にもなっているという住民の苦情が後を絶たない。 現地で「カルピンチョ」とも呼ばれるカピバラは、体長1.35メートル、体重80キロにまで達する最大級の齧歯類だ。 絶滅危惧種の保護および環境問題に取り組む財団「リワイルディング・アルヘンティーナ(Rewilding Arg
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