電通が2月22日に発表した「2009年日本の広告費」によると、総広告費は2年連続で減少した。媒体別では、インターネット広告費(7069億円)が新聞広告費(6739億円)を上回った。 総広告費は5兆9222億円と前年比11.5%減。うちネット広告は1.2%増の7069億円とほぼ横ばいだったが、新聞、テレビ、雑誌、ラジオのマスコミ4媒体は14.3%減の2兆8282億円に落ち込んだ。 ネット広告費は、年前半は景気後退の影響で冷え込んだが後半に回復。モバイル広告の伸びが大きかったほか、マス広告と連動した手法が定着した。 新聞は18.6%減で、2008年(前年比12.5%減)に引き続いて2ケタ減。テレビは10.2%減の1兆7139億円(うち番組広告費が12.2%減の7596億円、スポット広告費が8.6%減の9543億円)だった。 雑誌は25.6%減の3034億円。PC誌や自動車誌の減少幅が大きかった